「横尾忠則全ポスター」展
カタログ・デザイン
国立国際美術館/国書刊行会
1950年代から現在まで編年体構成になっている。
データはある1年のなかで、絵柄や内、大きさを考慮して、
こちらで順番を作って並べているので編集的な作業も入ったデザインだった。
『新宿泥棒日記』は、昔、新宿にあった〈ATG〉の劇場で観た記憶があったので、
その思い入れがレイアウトにも反映している。裁ち落としまでのレイアウトも
何枚かしている。横尾さんからの「ダメ出し」は覚悟していたが、「面白いじゃない」
の一言ですんなりOK。グリッド・デザインが嫌いで、そういうレイアウトはほとんど
しなかったが、そこを横尾さんは気に入ってくれた仕事だった。