2001年3月には来日して青山の「Blue Note」でもライヴをやっているので彼らに関しては、相当有名といっていいだろう。ブルー・ノートと契約してメジャー・デビュー作となった「Do'in Something」から1年。ジャケット・デザインはテクノやヒップホップ層を意識したものへとずいぶんと変化したが、ダサいデザインだ! 前のほうがよほどマシだった。こういうふうに媚びて歩み寄ることそのものが間違いだ。もちろん音の方は、そんなジャケのダサさとは関係ない。1曲目の「Tuesday Night 't Squad」から打ち込みを思わせるような強力な生演奏。彼らは生で録ったあとにその音をハードディスクレコーディングし直してサンプリング音源を入れたり、シーケンサーで処理したりと、かなりHIPHOP的な手法を用いている。「ジャム・バンド」なんてカテゴリーを押し出した東芝の宣伝方法はダサいけれど、音は一聴の価値あり。