「Look Out」
Schema Sextet
Schema Records

久々にFMいるまの「What't Jazz」でナビゲーターをしたので、今回はそのときの選曲の特集。テーマは「クラブが発見したジャズ」。1曲目はパオロ・スコッティの「Riviera Jazz Vol.1」に録音されたチェット・ベイカーのレア音源。ただしこれはこのコーナーのArchives08で紹介済みなので割愛。で、2曲目の選曲となったのが、このスケマ・セクステット。その名のとおりあのラウンジ〜なSchema内に「Jet Sound」(Archives08にて紹介済み)を手がけたニコラ・コンテの音頭取りで本格的なジャズ・バンドが、つくられてしまったというわけだ。On Airしたのは4曲目の「Young Man」。60年代にオスカー・バルダムブリーニが作曲したもので、このバルダムブリーニにこのアルバムは捧げられている。ちなみに彼はジャンニ・ボッソと「Bosso-Baldambrini Quintet」を結成して60年代イタリア・ジャズを牽引した。そしてこのSchema Sextetも60年代イタリアン・ジャズの再興を目指しているという。ホーンセクションが強力なストレートアヘッドなジャズを聴かせてくれる。