「Mas Ritmo Caliente」
Cal Tjader Con Amigos
Fantasy Records

1957年に録音されたカル・ジェイダーのFantasyでの6枚目の作品。透けるような赤盤がきれいなオリジナル盤だ。おそらくカルの作品のなかでも現在レコード屋で最も見かけることの少ない部類ではないか。たぶん再発もされていないと思う。マンボからアフロキューバン、CHA CHAまでさまざまなラテンスパイスを効かせた白熱の演奏。名曲「Poinciana」のCHA CHAなんてすごく美しい。ドラムスにウィリー・ボボ、コンガにモンゴ・サンタマリア、テナーにホセ・シルバなどを擁しての名演。ちなみにファンタジーでの1枚目(資料によっては2枚目)のアルバム名が「Ritmo Caliente」。冠詞がついてないだけのようだが、果たして内容は同じなのだろうか?