「beat at cinecitta vol.1」
V.A
crippled dick hot wax!

アルファロメオ・ベルトーネGT2000の前で婉然と横たわっているのは、あの『黄金の七人』のロッサナ・ポデスタ本人と思ったが、どうやらよく似た雰囲気のモデルを使ってこのジャケットのために撮影されたものらしい。それにしてもモノクロ具合の60年代ぽさもさりながら胸の豊満さまでロッサナ・ポデスタそっくりだ。見開きジャケの中に載っている何枚もの映画ポスター写真は、このレコードに収められた楽曲が使われた映画らしい、これがB級エロ映画していてけっこうすごい。とはいえ音のほうはかなり良品の傑作揃い。冒頭の曲など、短いがメロディーラインも美しい作品だ。これは京都のレコード屋「Jet Set」でみつけたものだけれど、東京のレコード屋では見なかったな。「Jet Set」は行くと必ず収穫のあるレコード屋だ。