これも同じくEighteenth Street Lounge musicのThievery Corporationによる「Sounds From the Thievery Hi-Fi」に次ぐフル・レングス・アルバム。ダウナー系ラウンジにサイケデリック風味を加えた好アルバム。ここでも1曲ロバート・マイヤーズのシタールがフィーチャーされ、60年代に流行ったオープンリール・テープ逆回し風サイケの味付けもあり、女性ボーカルも数曲入って、さらにはDUB風のアプローチまであって飽きさせない。で、驚いたことにベベル・ジルベルトがヴォーカルをとっているボッサな曲まで入っているのだ。そのすべてが絶妙に統一感があって心地良い。昔、セイント・エティエンヌとか好きだった人(まだ彼らも現役だけれど)とかは気に入ると思う。CDも出ているはず。2000年の作品。