「Johnny Guarnieri 1946-1947」
Johnny Guarnieri
CLASSICS RECODS

ジョニー・ガルニエリはジャズ・ファンと称する人たちも知らない人が多い。イタリアに〈ガルネリアス〉というヴァイオリンの銘品があるが、これを作っていたガルネリス一族の末裔が、このピアニストだ。クラシック風味とスウィング感が絶妙にマッチして洒脱だと思うが、ストレート・アヘッドなジャズしか聴かない人には「スウィート・ミュージック」って切り捨てられるのだろうな。ちなみにこれは資料的に価値のあるガルニエリの録音集だが、アルバムとしては名曲「Moonglow」を収めたコーラル盤の「The Songs of Will Hudson & Eddi De Lange」やキャムデン盤の「Side by Side」、「Cheerful Little Earful」がジャケのデザインも最高でお薦めだ。オリジナル盤(50年代の録音)はなかなか手に入らないが、90年代にアナログで当時のジャケのまま再発されている。そのいずれも美男美女が抱き合い、寄り添う写真でジャケだけでも欲しくなる(と思う)。