タイトルだけですでにイケてるでしょう。デンマーク人のキーボディスト、ダン・ハマーとベーシスト、モートン・リンドバーグのユニットが、このリンドバーグ・ハマー・ファウンデーション。使っている楽器がフェンダー・ローズ、ウーリツァ、ミニムーグ、ヤマハSK50Dとまあ、それだけで音のセンスもわかろうというもの。A.1の「TENNIS」はオスカー・ニーマイヤーのブラジリアの建築群にインスパイアされたらしいし、B面の「EUMIR」は、ブラジルの生んだ天才的ミュージシャン・アレンジャー、そしてのちにフュージョンへと走るエウミール・デオダートに捧げたものだ。リズムボックスは、ちゃちな古いマシーンを使っているらしく、そのへんの音の組み合わせのセンスは絶妙だ。ワケわかんなく「FRED PERRY」のロゴがジャケ裏に入っているのも今の気分。僕も今年はオレンジのFRED PERRYのポロを買ったよ。ちなみにこれは2000年の録音で彼らの2枚目にあたる。1枚目は1996年に出した「Scandinabian Supermarket music at It's very Best」。