前回はあまりポピュラリティのない選曲だったので、今回は反省してちょっとサバービア系で。デイヴ・パイクは、その筋で筆頭だし「正当派ジャズ・ファン」(困った存在)の間でも知っている人は知っている・・・と。僕に言わせればヴァイヴ奏者はパイクかカル・ジェイダーか、エディ・コスタだ。もちろんMJQのミルト・ジャクソンも大好きだけれど、でも、この3人は別格なのだ。で、Dave PikeはアナログにしろCDにしろ見つけたら即、買うこと。傑作揃いだ。本作は1963年の録音で、ピアノにトミー・フラナガン、ギターにジミー・レイニーと巧達者が揃って、まったくケチをつける余地なし。