1966年に放送が始まった円谷プロによる番組『ウルトラQ』は、特撮テレビ映画の金字塔といわれるが、モノクロの元の映像をハリウッドにもっていってデジタル・フルカラーライズしたものが、この夏、ブルーレイ+DVD発売される。そのキャンペーン一式を担当。なかでも最もチカラが入っているのは全8ページのタブロイド・ペーパーで、やや大きめの版形の中開きには架空の英語版ポスター! もちろん当時も今もそれはつくられていないけれど、これはお遊び。1950年代頃のアメリカのB級ホラー/SFなどのポスターをイメージしてデザインした。ついでに文章も書いてよ、ということで論説と題した『ウルトラQ』の映像美学論みたいなものも書きました。このペーパーの編集自体もパピエ・コレが担当し、それ以外にもB2のタテのポスターやロゴやキー・ヴィジュアル等々あって、2月から3月始めにかけては『ウルトラQ』三昧。もちろん全28話を見直しての作業で、すっかりQオタクになってしまった気分だ。
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