|
 |
 |
|
2011.1 JFW-インターナショナル・ファッション・フェア DM |
1月26日から開催される繊研新聞主催の国内最大級のファッション展示会JFW-International Fashion Fairのキャンペーン一式。告知のDMから始まり、新聞広告やタブロイド新聞のデザイン、会場の看板までと規模の大きい仕事だ。なかでも楽しいのはタブロイドでのファッション・シューティングのディレクション。毎回フォトグラファー候補を繊研側に提示してフォトグラファーとは写真のイメージを練ってゆく。今回は矢吹健巳さんというまだ30代手前のフォトグラファー。粒子の粗い絵画的な写真が特徴で、そのあたりの趣味に関して話していたらデボラ・ターバヴィルやサラ・ムーンが好きだそうで僕の好みともぴったりだった。ロケーションは都内の植物園。 |
|
Photo:Takemi Yabuki |
|
2011.1 JFW-インターナショナル・ファッション・フェア
タブロイド・ペーパー フォト・ディレクションも担当。 |
Photo:Takemi Yabuki |
|
|
|
|
 |
|
|
|
 |
林光「PARIS 1923」ALMレコード |
『PARIS 1923』はフルート奏者、姫田大が林光に作曲を依頼してできた作品。タイトルは大正時代の無政府主義者、大杉栄がパリに滞在していた時期のことを指している。ただし『PARIS 1923』と題された曲は一部で、他に従姉妹のフルート奏者、林りり子のために書いた旧作などが含まれる。『PARIS 1923』のほうでは、「オーギュスト・ブランキ通り」や「ペール・ラシューズの墓地」、それにあのギヨーム・アポリネールが詩を書いたことで有名な「ミラボー橋」など、タイトルだけで惹かれる8曲で構成されている。ようするに林はパリ・コミューンから1920年代のストラヴィンスキーやプーランクやアポリネールのいたパリに想いを馳せているのだろう。すべての曲が姫田とギターのヴィム・ホーグヴェルフの演奏だが、とくにホーグヴェルフの編曲が良い。是非、買って聴いていただければと思う。ジャケットは姫田大の弟の姫田蘭氏が撮った何枚ものパリの写真のなかから選んで構成した。消失点が水平に一致する遠近のデザインだ。 |
 |
|
|
|
|
|
|
世田谷美術館で年に3回行われる収蔵品展を今年、手がけているが、これは3期目にあたる彫刻家、保田春彦のデッサンを集めた展覧会。ふつうの油彩などなら絵のフレームをはっきりしていてデザインしやすいが、デッサンはほとんど白地に近い紙の色なのでポスターにするのが難しい。これは裏に作品目録も入り、二つ折りにされるものもあるので、紺地と白地の対比で構成した。 |
世田谷収蔵品展「保田春彦-デッサンによる人間探求」A3二つ折りポスター+冊子 |
|
|
|
 |