2010. 07〜
横尾忠則作品集からファッション関係、レコジャケまで仕事諸々2

 例によって仕事が続いて「works」を更新する時間がとれないのでここで、ここ数ヶ月の仕事の一端を紹介。まずは7月13日から9月12日まで大阪の国立国際美術館で開かれた「横尾忠則全ポスター」展にあわせて制作した作品集のデザイン。900以上の作品を年代別に大小をつけて、よいリズムでデザインしてゆくのはけっこう大変な作業だった。この入稿が終わったあとは繊研新聞主催の展示会「JFW-インターナショナル・ファッション・フェア」のDM、会場看板、タブロイド・ペーパーなどたくさんのデザイン作業。それが終わったと思ったら「世田谷芸術百華」という世田谷区あげての秋のイベントのポスター、リーフレットのデザイン。そしてCDジャケットデザインはクラシックではメシアンの作品を扱ったもの、それに大好きなThe Jazz Passengers。こちらはライナーノートも書かせてもらった。そして来日する平林牧子のフライヤー。これらはどれも音も最高なので、あらためてきちんと紹介したいと思います。そのほか世田谷美術館での展覧会ものなどもやっていて、追って掲載する予定です。
『横尾忠則全ポスター』
国書刊行会刊。455ページ。定価15,000+税。
横尾さんはレイアウトにはかなり厳しいということを聞いていたが、最初のレイアウトから気に入られて、すんなりと進行した。ポスターを裁ちまでレイアウトしてしまう冒険なども、「あ、いいじゃない」という感じで、楽しい仕事だった。
『横尾忠則全ポスター』章扉
上/2010.7 JFW-インターナショナル・ファッション・フェア タブロイド・ペーパー。フォト・ディレクションも担当。
左/会場看板
下/DMはハイブリコートという光る面とざらざらな面のある特殊印刷。
『世田谷芸術百華2010』ポスター+パンフレット・デザイン。
パンフレットはOKアドニスラフというざらざらな質感がすごく
良い感じの用紙を使用。
左/藤原亜美 & 長尾洋史「メシアン《アーメンの幻影》」。ALMレコード。
中央/The Jazz Passengers「reunited」MUZAK。デザインしながらライナーノートも書いてしまった。
最高にカッコイイ音。ラウンジ・リザーズと今のクラブ・ジャズを繋ぐ、という感じ。
右/平林牧子ライヴ告知フライヤー。このピアノ・トリオのCDは2枚出ているが、どちらも絶品。
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