BIBA_シュバルの理想宮_ハンス・ペルツィヒ

2008. 12
『Sixties Magazine』BIBA-Romantic Era in London

　モッドな雑誌『Sixties Magazine』で、ちょっとしたBIBA特集。4ページほどBIBAとバーバラ・フラニッキに関して、物語っぽく書いてみた。冒頭はバーバラがヒースロー空港からブラジルへ旅立とうとしているところから。そこに1本の電話が入る。ここから時間が逆回転していくという構成。倒産から時間をさかのぼって誕生の話へといき、また時間を戻してゆくという構成だ。
　この文章の前のページでは編集部がシューティングしたファッション・フォトが掲載されているが、なかなかBIBAしていていい感じ。ちなみ次号からは『モデスティ』という名でリニューアルされるそうです。

2008. 12
『モノ・マガジン』「アーキテクチャーの冒険」

　『モノ・マガジン』は、たまに編集したり、書いたりしているが、今回は「アーキテクチャーの冒険」というタイトルで奇想天外な建築の歴史をヴィジュアル中心で構成した。〈郵便屋シュバルの城〉のようなものからドイツ表現主義建築やタイの〈サンクチュアリー・オブ・トゥルース〉まで多種多様。現在、建築中のものでは〈トランプタワー・ドバイ〉も入れたが、そもそもこの企画を頼まれたのが8月頃。その後の世界経済の急速な悪化とともにドバイのバブルも崩壊。建築中の高層ビルのすぐわきで、できあがった高層ビルが廃虚化しているなんてニュース特集があったり。というわけでドバイのトランプタワーも完成するのかどうかは不明。まあ、原稿のほうでも建築は夢想しているのが一番、幸福みたいなニュアンスは漂わせておいたけれど、ね。