2008. 04
Webマガジン『Verita』「脚フェティシズム特集」

 以前に「香水の歴史」について書いたことがあるWebマガジン「Verita」が「躍動する美脚の誘惑」というタイトルで脚特集をして、その第1回目として「フェティッシュとしての脚」というコラムを書いた。これまでに「脚フェチ」に関しては、かなり書いてきたので、今回は女性からの視点と、「脚フェチ」というよりはストッキング・フェチになってしまうのだが、Aristoc社の古典的なシームのストッキングについて詳細に触れた。ちなみにAristoc社の古典的ストッキングは製造機械の廃棄によって廃盤になってしまったが、今はGIOというメーカーが同じ機械で製造しているので、興味のある方は検索してサイトでチェックしてみてください。
http://www.veritacafe.com/special/080409/colum01.html
verita
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今月のRecommend
Schema Sextet Caribou
●「Look Out」
 Schema Sextet

1999年にリリースされ、廃盤になっていたSchema Sextetの「Look Out」がリイシューされた。名前でもわかるようにイタリアのSchemaレーベルのための編成で、仕掛け人はこのレーベルで地道に過去のジャズをよみがえらせ、またクラブ・ジャズを牽引してきたニコラ・コンテ。99年当時にこの作品を買ったときには、そのメンツの凄さはあまり理解していなかった。だが、今みるとスゴイ! イタリアン・ジャズ界の若手では最高のトランペッター、ファブリツィオ・ボッソ。やはり同世代のトロンボーン・プレイヤー、ジャンルカ・ペトレラなどが参加している。ちなみに本作はイタリア・モダンジャズの創始者ともいえる、バッソ=ヴァルダンブリーニへのトリビュートとなっているが、彼らと一緒に演奏していたピアニストのレナート・セラーニとデュオ作品も出しているのがジャンルカ・ペトレラ。ともかく生きの良いハード・バップの連続で傑作な一枚。
●「Andorra」
 Caribou

ダン・スナイスによるひとりユニットがCaribou。2003年まではManitobaという名で活動していた。Caribou名義での最初のフルCDである2005年リリースの「The Milk of Human Kindness」も良かったが、最新作の「Andorra」は、それ以上に素晴らしい。音作りは今風の生音入りのエレクトロニカ風だが、よく聴くと60'sのソフト・ロック的なメロディがかいま見える。ビーチボーイズ風メロディもあるところなぞ奥深い。メロディの美しい4曲目の「She's The One」、キーボードの音が水のように揺らぐ8曲目の「Irene」は、この作品のなかでも群を抜いて美しい。
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