2007. 07
サエキけんぞう&Club Je t'Aime Vol.3

 サエキけんぞう氏がセルジュ・ゲンズブールの曲をメインにボリス・ヴィアンやもっと古い時代のフレンチの曲を日本語にアレンジして歌う企画が「Club Je t'Aime」。その3回目が代官山のライヴハウスで7月6日にあり、トーク・ゲストとして呼ばれた。じつはもう3回目。もともとはサエキさんが『BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974』をいたく気に入ってくれて、それをネタにということで始まったが、今回は僕が序文を書いた『OSSIE CLARK ロマンティック・キングダム1965-1974』の宣伝も兼ねて対談しようとのこと。べつにこの本が売れてもなんの報酬もないが、でもオジーは大好きなデザイナーなので、個人的に売れて欲しいとは思っている。
  今回は2回の対談が設定されていて、ともかくオジー以外にもワンテーマ必要だった。思いついたのが『OSSIE CLARK』本の表紙にもなっているジェーン・バーキンの話。じつはバーキンは6月に彼女の写真展があって来日していたのだ。そのレセプション・パーティの当日、ある雑誌のためにジェーンを撮り続けてきたフォトグラファーにインタヴューした。そんな話も交えて盛り上がったが、実際のところサエキさんはじつに聞き上手だし、つっこみの入れ具合もうまいのだ。慣れもあるけれど、いいコンビネーションだと思っている。ところでサエキさんのバンドは、このClub Je t'Aime用のセッションバンドなのだが、今回はベースが参加して音的にはかなり良かった。
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