2007. 04
commons & sense man issue02 ピエールとジル、カイリー・ミノーグ

 『comonse&sense』の男性誌『man』。ひとつは写真家ピエールとジルについて。80年代から彼らの作品は大好きだったし、そもそも僕は一時期、写真専門学校で教えていたくらい写真好きだ。これは彼らの個展がフランスで開催されるのに合わせての企画だったと思う。
 カイリー・ミノーグはV&Aで2007年に現役のポップ・シンガーで始めて「展覧会」が催されるということで書いたもの。カイリーの「Can't Get・・・」のPVは、衣装がクレージュやパコ・ラバンヌからのパクリで、面白かった。ミシェル・ゴンドリーにPVを撮らせたり、昨年は乳ガンの手術から無事、回復したりといろんな面で興味深い。社会現象として学者らがポップ・カルチャーを取り上げるのは、圧倒的にマドンナが多いが、今、それに取って代われるのカイリー・ミノーグのような気がする。ちなみに以前書いた「Agent Provocateur」も2003年にカイリーを使ってエロティックなショート・フィルムを作っている。ちなみに2007年にはカイリーのフレグランス・ラインもスタートするそうだ。
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