2007. 04
サエキけんぞう&Club Je t'Aime Vol.2

 サエキけんぞう氏がセルジュ・ゲンズブールの曲などを日本語にして歌う企画「Club Je t'Aime」。その1回目のときにトーク・ゲストとして呼ばれた。2006年11月17日のこと。なぜそんな対談企画が生まれたかというと僕が書いた『BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974』をサエキさんが、いたく気に入ってくれて宣伝しようと思い立ったからだった。すでにとあるブログでのサエキさんへのインタヴューでも彼は勝手に本を紹介、しかもべた褒めしてくださり、さらにNHK BSの「週間ブックレヴュー」でも取り上げてくれた。ほんとうにありがたい。で、昨年のライヴでのトークのときに僕=ロンドン派、サエキさん=フレンチ派として対談。うま〜くBIBAとは何か、60年代のロンドンとフランスの違いは?などと話を盛り上げてくれた。  「Club Je t'Aime」2回目の今回もサエキさんはトーク・ゲストとして呼んでくれた。4月6日、場所は代官山のライヴハウス。テーマは直前に知らされたのだけれど、映画『マリー・アントワネット』。彼にいわせるとこの映画はソフィア・コッポラによるコスチューム。ロマンスを装った「パンク・パーティ」であると。それでマリー・アントワネット=パリ=パンク=ロンドンと話が脱線してゆくわけだ。じつは映画は、その前の晩から見始め、当日は半分程度でトーク突入。それでも話は面白いほうにもっていけたと思う。まあ、サエキさんが場を持たせるのがひじょうにうまいのだ。
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