2006. 02
デザインの現場 2月号「デザインを読む!ブックガイド300」

 「デザイナーのための300冊」という本の特集で、「デザインとカルチャー」というテーマで6冊選んで書評を書いた。ポール・ヴィリリオの『速度と体制』を皮切りに「速度体制」が、その時代とどう関わってきたか、万博やクルマの歴史の本などを、さながら尻取りでもするかのように、文体を絡めて論じた。最近の原稿では最も気に入っている文章だ。ヴィリリオの思想はその後の僕の思考に大きな影響を与えたので、彼の歯切れのいい言葉はつい自分の文章に引用してしまう。最後はフィリップ・ジュリアンの『世紀末の夢』でまとめた。昨年、読んでいた本は19世紀末関係ばかりで、完全にあっちにトリップしていた。特にティオフル・ゴーティエ。現実を許容するのは大変だ。

2006. 02
CASIO Puppy's Garden

 2004 年にやったBaby G「Puppy's Street」が今年は、「Puppy's Garden」となって登場。例によって、発売は年末なので、まだここにデザインを公表することはできないが、でも、今回のはロゴも含めてかなりの自信作。ローティーン向けデザインも得意なパピエ・コレ!
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