ドイツはケルンを本拠にするレーベル、カラオケカークからリリースされた女性ヴォーカリスト、ドナ・レジーナの作品。ジャケットのイメージがまさにそのまま音楽になったような作品。たんたんとディープな、そう深海を思わせるような曲が続いてゆく。単調と思われる人もいるかもしれないが、僕はこれはひじょうに気持ちよかった。ちょっと「ZERO 7」を最初に聴いたときの印象に近いかもしれない。声の繊細さも魅力だ。全曲をレジーナとグンター・ヤンセンが作曲している。最近の音楽ではとくにお薦めの1枚。