「Music for Collapsing People」
Moodorama
Stereo Deluxe

ちょっと見「irma on canvas」と似たようなジャケット・デザインだが、こちらはニュルンベルクにあるラウンジ/フューチャー・ジャズ・レーベル。なかでもフルアルバムが待望されていたのが、このMoodoramaだろう。「bassic instinct 」や「Future Lounge」、そして今回のアルバムの冒頭に収められた「Singing Sunset Boulevard」を収録した 「Sensual Bedtime」などのコンピで、すでに何曲か聴いている方もいるだろう。「Singing……」は、案外、単純なコード進行のボッサ系の曲で女のコの声の軽さといい、ちょっと昔の「アンテナ」あたりの音を思い出させる感じだ。マーティン・ゼーネボーゲンを中心としたユニットで、もともとはトリップホップやダウンビート系の影響のもとに始まり、現在の独自の音に達したそうだ。。